亀谷祥治エディトリアル
2008年以降、経済ファンダメンタルの劇的な変化。
時代が変化する際に、特に波に飲み込まれやすい中小企業は
その時代のパラダイムシフトに対応する柔軟性を常に求められます。
しかし、残念な事にこの変化を乗り切るための経営指標が確立されていない事が、
中小企業の年間倒産約9000社弱(H27年)という結果に繋がっている事は、
日本の金融システムに関わる者としましても、非常に心が痛い日々を送っています。
正負としては、経営者の皆さんに設備投資を行ってほしい。しかし我々専門家から
見ると、需要は不足であり供給は過剰。そのような状態で中小企業に更なる出費を
求める事は愚の骨頂であります。
そこで中小企業に求められる事は
「内発的な改革、そして発展。」
中小企業が成長、または復活を遂げる際の原因90%は、経営者が自ら動機付けし、
知識をどん欲に吸収し実行する事による会社の内発的な成長によるものです。
その経営改革に必要な知識をどこで学ぶのか?
そのために当社団法人は存在します。
2008年以降、日本は実質的には成長は止まっています。
しかし、その日本経済のパラダイムシフトを見据え、変化し成長し、
売上を伸ばし続けている中小企業の多々存在します。当社団を訪れた経営者の方に
学んで頂き、成功経営者の仲間入りをする事を心から願っています。
亀谷祥治(かめたにしょうじ)
日本大学 大学院グローバル・ビジネス研究科教授
対外経済貿易大学国際経済研究院特別研究員 客員教授
一般社団法人 統合医療学院 理事長
著書
投資工ymtm2020F学とリストラの経済学 (平成6年)
国際機関投資家の新潮流 (平成7年)
地域振興概論 (平成9年)
財投へのマーケットメカニズム導入の一考察 (平成9年)
投資工学序論 (平成9年)
経営計画策定とファイナンス戦略 (平成19年)