月島E-MBAファイナンスゼミナールの開催予定日及び時間や内容をご紹介しています。

 

2019年度02月期
月島E-MBAファイナンスゼミナールの内容ご報告です
日本中小企業団体連盟様共催

開催日:2月17日(日曜日)  16:00~18:00

講師:亀谷祥治教授

1.改訂財務戦略E-MBA:財務戦略とPMPF

2.トピックス:日経などベースポートフォリオ

3.E-MBA:野澤委員vs千葉県立房総のむら、アクセス。大河原委員vsサバニ、地中海方式、沖縄琉球プロムナードストーリー。布川友久委員Shared Economy in Salt Lake City in USA。

2019年課題:自身若しくは与えられた資料による財務戦略ケースの構築。標準、強気、弱気、自然体を研究し、アウトプットを提示。次回E-MBAまで。

 

亀谷先生より序盤のお話

Boiled frog
Baked frog

経営者としてどちらのfrogになるべきなのか。当然Baked frogで、経営大学院の入門的レーゾンデートル。

 

月島E-MBA委員発表会

1.大河原先生:沖縄におけるクルーズ運航事業と関連事業の経過報告

クルーズ事業、ターミナル運営、地域観光開発、ホテル調査コンサル、多方面にてご活躍中。クルーズ事業のフェリー運航方法は実現性の高さを伺わせる素晴らしいアイディアの数々。大河原先生の得意分野である観光開発、ホテル調査コンサルにしばらくは時間が割かれそうとの事。また、千葉県太海地域の開発にも関わっていくとの事。

亀谷祥治先生からの人材(泊港開発社長宮城健三君、離島海運振興社長諸見里安敏君、当時いずれも調査役で課長代理という感じでした。後者は政投銀審査部出向経験者で、そのポストは狭き門。両者とも重役となりその後現在のポストに就任。)のご紹介、また他委員との情報交換など素晴らしい発表になりました。ちなみに、泊港開発はPORTAUTHORITY的発想が重要。また他委員との情報交換など素晴らしい発表になりました。

2.野澤先生:「菌根菌xスマート農業」事業構想について

2019年1月に農林水産省がスマート農業の展開について研究開発の報告がされました。国連によると、現在世界の食糧生産の8割が「家族農業」によるものであり、ものづくりの国である日本が世界に先駆けて「家族農業」×「先端技術」を推進すればとてつもない「スマート農業」国となれる。

菌根菌研究第一人者である石井孝昭先生による2019年4月より「石井塾」を立上げ、オーガニック農業のリノベーションを実践している農業経営者と共にスマート農業に挑戦する。

菌根菌による星桜、イギリスで既に実用されているバイオーム型グリーンハウス、トレーラーハウス型研修宿泊施設についての事業計画の立案。小学校廃校施設の活用プロジェクトの事業計画のまとめ。

 

3.布川友久委員:Shared Economy in Salt Lake City in USA

利便性を追求する大国にてシェアサイクルに変わる新しい乗り捨て型電気スケーターのサービス紹介。人種比率によって都市の治安が変化する。アメリカに関わらず現状のシェアサイクルのデメリットの紹介、乗り捨て型のシェアスケーターサービスの紹介とメリット。質疑応答

委員発表は以上です

 

1月期E-MBA再講習

・米国低価格格付債がカナリアとして株価の反発を予期している。(炭鉱のカナリア)

・VIX指数と日経平均の相関性。

・ゾンビ企業に「追い貸し」

・ゾンビ企業:ICRが3年以上1倍未満(利払い能力ICRが1倍未満:利益で利払いを賄えるか?)

・政策金融はゾンビ企業助長の誘因:8つのパラダイムを常に念頭に置く事が大事。

・Sonyの自社株買い。株主還元を強化。株主重視のトレンドが日本にも。株の割安感が明白に。

・デサント、TOB反対について。経営戦略の転換を重視。

 

・財投の仕組みについて:財投改革の評価が重要。前述の政策金融は財投システムの第3フェーズ。規模が民間メガバンクの合計に達し、規模縮小を研究。第1フェーズの郵政省を日本郵政とし、全額国庫納付を、財投債購入、財投機関への投票を促すことにより、ここに市場経済を機能させ、果実を得ようと検証、尽力中